無関係かもしれないけど、不思議だったこと

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その日、幼稚園に着くと坂の脇に見慣れない人がズラッといました。

坂の上の門付近にいたクラス役員のママが手招きしてくれて

私は息子と手を繋いで、異様な視線を通り抜けて園庭に入りました。

「(息子ちゃん)制服を着るの嫌がらなかった?」

「大丈夫だった、おとなしく着てくれた」

お遊戯室の入ると前方に駿ちゃんの写真が置いてありました。

報道にあった写真ではないので、種元さんが用意してくれたのでしょうか。

“黒いフレームに入った駿ちゃんの写真”

“いつも遊んでいるお遊戯室に黒い服を着た大人たちがいっぱいいる”

“先生たちも黒い服、そして、いつも笑っている先生たちが泣いている”

おそらく息子は状況がわからないまま、他のお友達がいるから一緒にいたのだと思います。

暴れたり、叫んだり、パニックになることもありませんでした。

お遊戯室でのお別れ会の後、佐世保市の斎場まで幼稚園が手配したバスで

参列を希望する保護者や親子は移動しました。

前の晩、私たち家族もとても迷いました。

夫と相談して息子と私は告別式には参列せず、幼稚園でのお別れ会のみ参加。

告別式に参列しなかった一番の理由は、息子の体調の不安。

実は、息子は7月1日の夜、家族で寝ていた時、突然、噴水のように嘔吐。

(ノロウイルス? ウィルス性胃腸炎?)

ウィルス性胃腸炎は感染力が強くて、大人も重症になります。

翌日、幼稚園を休み、仕事を早退した夫が病院に連れて行きました。

事件の一報は病院の帰り道のラジオでした。

息子は夜中に一度嘔吐しただけで、水分補給も可能、家族も症状なし。

(ウィルス性胃腸炎ではなかったのか…? 嘔吐だけ?)

幼稚園でのお別れ会は参加できそう。

佐世保での告別式…慣れない緊迫した状況で長崎から佐世保へ長距離移動。

自家用車なら息子の体調に合わせて色んな対応できますが、

集団でバスで移動中に体調を崩してしまったら迷惑がかかるので参列は諦めました。

「息子は駿ちゃんと仲良かったのでしょうか?」と担任の先生に尋ねたら

「帰りの通園バスの待ち時間に一緒に遊んでました」と教えてくれました。

そうか…テレビ画面に写真が写ったとき、すぐに「駿ちゃん!」とわかったね。

息子は言葉が遅く、クラスの中では同級生というより不器用な弟のようで

気の利いたお姉さん気質の女の子たちにお世話されるタイプ。

駿ちゃんの死亡推定時刻は知らないのですが、

7月1日深夜、息子が突然、激しく嘔吐した時、

駿ちゃんは一人 暗いコンクリートの上で息を引き取ったのかもしれません。

駿ちゃんが発した何かを息子がキャッチして反応した。

特別な気質とか能力ではなくて、ムシの知らせのようなもの。

力づくで偶然の一致とこじつけているのかもしれませんが、

そういう事実があったことを忘れてしまう前に書きました。

ユカエル

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地上で肉体を持って生きる時間は有限。大切な愛しい時間、いま 生身の私が感じていることを記憶がこぼれ落ちる前に書き記します。

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